旦那を取り戻した
旦那に不倫されても結局元の鞘に戻った理由は、
「・・・とどのつまりは”お金”」
と当時を振り返って客観的に語るA子。
旦那の不倫相手は毎日顔を合わす職場の20代の美人さん。
いつの頃からか帰宅が遅くなり、出張外泊が増えた。
在宅時も片時もスマホを離さずメールのやり取りをしていた。
その旦那も隠すのが下手くそで簡単に浮気がバレてしまった。
バレてからもその行為は治まらず、夫婦喧嘩に発展してゆく。
スマホが鳴れば「ほーらハニーからメールよ!!」とA子が怒鳴っても平気でメールを始めると子供の前で日課の修羅場が繰り返される事になっていきます。
ほとんど家に帰って来なくなったある日とうとう
「頼むから別れてくれ」と旦那は土下座してきました。
妻も家事と両立してバリバリ仕事をしており、金銭的にも恵まれ子供たちも高学歴、健全に育っている夫婦40代の時でした。
親も交えて話し合いが持たれたが、旦那は分かれるの一点張り。
そうです。学生時代から付き合っていた二人で、旦那はいわゆる遊んだことがない真面目な人柄。加えてイケメン。
もうすでにマジ本気になっていたのでした。
そこで
A子は離婚に向けて不倫現場を抑えるべく探偵を雇ったのでした。
行動パターンは把握済だったので、二人がホテルにイン・アウトする場面を車の中から写真に収めます。
その他メールなど多岐にわたる証拠をガッチリ掴んで出た次の行動は・・・
相手の女とタイマンです。
カフェに呼び出し、サシで勝負に出たのです。
「証拠はあります。実家の親御さんに相談してもいいんですよ。」
すると女は「わかりました。わかれます。」
とあっさり返事をしたそうです。
それからよ
結局女に振られた形になった旦那は家に帰る事になったわけですが、バツが悪いはずです。ペナルティを取られているので今後は頭が上がりません。
それで今はどうなったかというと
二人で仲良く自転車ツーリングや子供の家に遊びに行ったりと元通りになっています。
しかしながらよく戻れたねと感心します。
離婚に至らず戻そうと思った決めては何かと問うと
「・・・子供やこれまでの絆もあるけど、あの究極の場面ではやっぱり”お金”だね。彼に稼ぎがなければ別れてた。」
そう旦那はかなりの高収入ですしA子も十分自活出来る女性です。
「それに旦那は友達もいないし可愛そうでしょ」とも。
「お金だね」
もちろん二人には愛や絆の深さもありますが
結婚生活を継続する上で恋愛と違ってお金はどうしても外せない要素です。
ま、この二人に関してはA子が忙しくて、かまってもらえない旦那が寂しかっただけのような気がします。
長い結婚生活、当面の夫婦の目標である子育てが終わる頃は夜の夫婦生活も飽きが来て疎遠になりがちでコミュニケーションが取りづらくもなります。
浮気で初めて離婚を意識した時、改めて生活を意識することになります。
その時に何に気づくでしょうか。
毎月自動的に通帳にお金が入っているのは誰のおかげでしょうかね。
そんなA子は今、自分の経験を生かして離婚に悩む人のカウンセリングをやっています。
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