藤圭子さんに思うこと
衝撃的な藤圭子さんのニュースでしたね。
以前から精神的に不安定で孤独だったように言われてますが、
人間関係が思わしくなくなったきっかけは、宇多田ヒカルさんのこと絡みだったみたいに思われます。
ヒカルさんとはとてもいい相性関係のお二人だっんですが、ヒカルさんの元ご主人には剋される関係にあったようです。(元ご主人が悪い人って意味じゃないですよ)
藤さん自身は、やはり御自分の歌手人生を共に歩んできた自分の母親との関係を娘にも観ていただろうだけに、ショックは大きかったのかもしれません。
感受性が半端なんですよね・・・ヒカルさんも藤さんも。
ダメなら他に地味に生きる方法あるじゃん・・・って普通は思うけど
そうはいかないんですよね。
子供心に「いつも暗い歌ばかり歌っていてホントに暗くならないのかな」と思ったものでした。
「15、16、17とあたしの人生暗かった」・・・って 高度成長期というみな同じ時代背景があるとはいえ、実際生活、家族の為にドサ回りをして苦労していた藤さん。
「難破船」を歌った中森明菜さんに通じるものがあるんですが、心の奥深くから生々しく吐露する悲しみは実生活とボーダレスになっていくのかもしれません。
それどまでに身を削っているのですね。
大原麗子さんもそうだけど、藤さんも架せられた人生を生ききった方だと思います。
柔和な表面とは違って、その心の底には激しいパトスが宿っていた藤さん。
それは若かりし頃に歌う映像からも、今時の歌手にはない念がズキズキ伝わってきます。
鋭く輝く美しさを持って女の業を見事に歌い上げています。
今は辛いでしょうが、ヒカルさんはきっとお母様の命を受け継いで行かれる事でしょう。
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